麻雀のサンマ(三麻・さんま)は、三人打ちで行われる麻雀のスタイルで、四人麻雀とは異なるルールや戦略が求められます。
使用する牌の種類が異なり、抜きドラや符計算なしの点数計算など、独自の特徴があるため、初心者はまず基本を理解することが大切です。
この記事では、三人麻雀のルールや山の使い方をはじめ、どこまで牌を使うのか、役の狙い方、そして強い人が意識しているコツなどを詳しく解説します。
また、符計算なしの点数計算や、勝率を上げるための戦略も紹介するので、これからサンマを始める方や、もっと上達したい方にも役立つ内容となっています。
三人麻雀の魅力を知り、実践で使える知識を身につけて、より楽しくプレイしていきましょう。
- サンマ(三麻・さんま)の基本ルールや四人麻雀との違い
- 山の使い方やどこまでの牌を使用するのか
- 役の種類や三人打ち特有の狙いやすい役
- 符計算なしの点数計算や三人麻雀で強い人の戦略とコツ
麻雀のサンマ(三麻・さんま)の基本ルール
三人打ちと四人麻雀の違い
三人打ち(サンマ)と四人麻雀(ヨンマ)は、どちらも麻雀のスタイルの一つですが、ルールや戦略に大きな違いがあります。
特に、使用する牌の種類やゲームの進行速度、点数計算の仕組みが異なるため、四人麻雀を経験している人でもサンマ特有のルールを理解しておくことが重要です。
1. 使用する牌の違い
四人麻雀では136枚の牌を使いますが、三人打ちでは萬子の「2~8」を抜いた108枚でプレイするのが一般的です。
一方で、地域によっては萬子ではなく索子の「2~8」を抜くルールも存在します。
また、北風牌(北)は特殊な役割を持ち、抜きドラとして使われることが多い点が四人麻雀との大きな違いです。
2. チーができない
四人麻雀ではポン・チー・カンのすべてが可能ですが、三人打ちではチーができません。
これは、使用する牌が少ないため手が進みやすく、チーを許可するとゲームバランスが崩れやすくなるためです。
その結果、サンマでは鳴きよりも手作りが重要になり、戦略の組み立て方が異なります。
3. 点数計算の違い
三人麻雀では、ツモ和了(ツモあがり)時の点数配分が四人麻雀と異なります。
北家が存在しないため、ツモ和了の際に本来北家が支払う点数がなくなり、ツモ損と呼ばれる現象が発生することがあります。
このツモ損を補うために「千点加符」や「丸取り」などのルールが採用されることがあり、点数計算方法は場によって変わることもあります。
4. ゲームスピードの違い
三人打ちは使用する牌が少なく、手が進みやすいことから、四人麻雀と比べてゲームの進行が非常に早いです。
また、抜きドラがあるため、通常よりも高い手ができやすく、一局ごとの得点変動が大きくなります。
そのため、じっくり手を作るよりも、スピード感を意識した立ち回りが求められます。
5. 役の違いと戦略
萬子の「2~8」がないことで、四人麻雀でよく使われる「三色同順」や「タンヤオ」などの役が作れなくなります。
その代わりに、「七対子(チートイツ)」や「混一色(ホンイツ)」などの役が作りやすくなるため、戦略の方向性が変わります。
また、役満の出現率が高くなるため、一撃で大きな点差をつけることも珍しくありません。
このように、三人打ちと四人麻雀は似ているようでいて、ゲーム性が大きく異なります。
四人麻雀の経験がある人でも、サンマ独自のルールや戦略を理解しておくことで、より楽しむことができるでしょう。
ルールの基本!山はどこまで使う?
麻雀では、牌を並べて作る「山」から順番に牌を取っていきますが、三人麻雀(サンマ)では使用する牌の数が少ないため、四人麻雀とは山の作り方や取り方が異なります。
このルールを理解しておくことで、スムーズに対局を進めることができます。
1. 三人麻雀の山の作り方
通常の四人麻雀では、34種136枚の牌を使用し、各プレイヤーの前に「17列×2段(合計34枚)」の山を作ります。
しかし、三人麻雀では萬子の「2~8」を抜いた27種108枚で行うため、山の作り方も異なります。
三人麻雀の一般的な山の構成は以下の通りです。
プレイヤー人数 | 使用牌の枚数 | 山の作り方 |
---|---|---|
四人麻雀 | 136枚 | 17列×2段×4人分 |
三人麻雀 | 108枚 | 18列×2段×3人分 |
山の長さが変わるため、牌の取り方やツモの順番も若干異なります。
2. 王牌(ワンパイ)の扱い
王牌とは、通常はドラ表示牌や嶺上牌を含む、最後まで取られない牌のことを指します。
四人麻雀では「14枚の王牌」が残りますが、三人麻雀ではルールによって以下のように異なります。
- 四人麻雀と同じく14枚を残す(一般的)
- 王牌を9列(18枚)にする
- 王牌を作らず、すべての牌をツモる(流し役満採用時)
特に、王牌をすべてツモるルールでは、「流し役満」が成立することがあるため、戦略的に大きな違いが生じます。
3. どこまで山を使う?
三人麻雀では、王牌をどこまで残すかによって、使える牌の範囲が変わります。
一般的には、「王牌を14枚残す」ルールが採用されており、この場合は 最後の14枚をツモれない ことを覚えておきましょう。
ただし、ルールによっては すべての牌をツモれる 形式もあり、その場合は通常よりもゲームが長く続くことがあります。
このように、三人麻雀では「どこまで山を使うか」に関して明確なルールが決められており、対局する際は事前に確認しておくことが重要です。
サンマならではの抜きドラと北の扱い
三人麻雀(サンマ)では、「北」の扱いが四人麻雀と異なり、抜きドラとして使われることが多いです。
また、抜きドラのルールは場によって異なるため、基本的な扱いを理解しておくことが大切です。
1. 抜きドラとは?
抜きドラとは、手牌から「北風牌」などの特定の牌を抜き、ドラとしてカウントするルールです。
通常の四人麻雀では、ドラ表示牌に応じてドラが決まりますが、サンマでは北を抜くことで自動的にドラが追加されます。
このルールの特徴は以下の通りです。
- 北を手牌から抜くと1翻(ドラ)が確定する
- 抜いた北は公開されるため、他家に情報が伝わる
- 抜きドラを何枚持っているかが、点数に大きく影響する
2. 北の扱い方の違い
三人麻雀では、「北」をどのように扱うかによって、ルールが異なります。
主なルールは以下の3種類です。
- 北を抜きドラとする(最も一般的)
- 北を役牌として扱う(共通役牌)
- 北を常にドラとする(抜かずに使う)
また、一部のルールでは 「北を捨てるとアガリ放棄」 になることがあり、抜いた北を手牌に戻すことが禁止されていることもあります。
3. 抜きドラを活用した戦略
抜きドラがあることで、三人麻雀では「役を作らなくても高得点になりやすい」傾向があります。
そのため、スピード重視で手を進めながら、抜きドラを積極的に活用することが重要です。
このように、抜きドラと北の扱いは三人麻雀の特徴的なルールであり、ルールの違いを理解しておくことで、より有利にゲームを進めることができます。
点数計算の違いと符計算なしのルール
三人麻雀(サンマ)の点数計算は、四人麻雀(ヨンマ)とは異なる点が多く、特に「ツモ損」の影響を受けやすいことが特徴です。
さらに、符計算なしのルールを採用する場も多く、シンプルな計算方式が用いられることが少なくありません。
ここでは、三人麻雀の点数計算の違いと、符計算なしのルールについて詳しく解説します。
1. 三人麻雀の点数計算の基本
三人麻雀では北家がいないため、ツモ和了(ツモあがり)の際に通常の四人麻雀とは異なる計算方法が必要になります。
そのため、ツモ和了時の得点分配に違いが出るのが特徴です。
主な点数計算の方式は以下のようなパターンがあります。
計算方式 | 特徴 |
---|---|
ツモ損あり | ツモ和了時の得点がロン和了時より低くなる |
ツモ損なし | ツモ和了でもロン和了と同じ点数を得られる |
千点加符 | ツモ和了時に他家の支払額に一定額を加算する |
丸取り | ツモ和了時の得点配分を四人麻雀に近づける |
例えば、ツモ損ありのルールでは、ツモ和了時に本来北家からも得られるはずの点数がないため、ロン和了よりも点数が低くなります。
これを補うために、ツモ和了時に支払う点数を調整する「千点加符」や「丸取り」が採用されることもあります。
2. 符計算なしのルール
三人麻雀では、点数計算を簡単にするために、符計算を省略する「符計算なし」のルールを採用することがあります。
この場合、点数は飜数(役の数)だけで決まり、符計算を行わないため、初心者でも計算しやすいのがメリットです。
符計算なしの点数計算の例は以下のようになります。
飜数 | 親のロン | 親のツモ | 子のロン | 子のツモ(親支払) | 子のツモ(子支払) |
---|---|---|---|---|---|
1飜 | 2000 | 1000オール | 1000 | 1000 | 1000 |
2飜 | 3000 | 1500オール | 2000 | 1000 | 1000 |
3飜 | 6000 | 3000オール | 4000 | 3000 | 1000 |
4〜5飜 | 12000 | 6000オール | 8000 | 5000 | 3000 |
このように、符計算を省略することで、飜数だけでシンプルに点数を決めることができます。
そのため、三人麻雀初心者やスピード感を重視するプレイヤーにとって、符計算なしのルールは分かりやすく、プレイしやすいメリットがあります。
3. 符計算なしのメリットとデメリット
符計算なしのルールには、以下のようなメリットとデメリットがあります。
メリット
- 点数計算がシンプルになり、初心者でもすぐに覚えられる
- ゲームの進行が早くなり、スムーズに対局が進む
- 役の飜数だけを考えればよいため、戦略を立てやすい
デメリット
- 細かい点数調整ができず、点数差が開きやすい
- 符による点数の上乗せがないため、一部の役が不利になる
- 他のルールでのプレイ時に点数計算に戸惑う可能性がある
三人麻雀では、場によって点数計算の方法が異なるため、事前にどのルールが適用されるのかを確認することが重要です。
特に、符計算なしのルールは計算が簡単な反面、戦略にも影響を与えるため、自分のプレイスタイルに合った方法を選ぶことが大切です。
役の特徴!出やすい役と狙い目の役
三人麻雀(サンマ)は、使用する牌が少なく、役の出やすさに大きな違いがあります。
四人麻雀と比べると、作りやすい役と作りにくい役がはっきり分かれるため、効率的に役を狙うことが勝利への近道になります。
1. 出やすい役
三人麻雀では、以下の役が比較的出やすいとされています。
役 | 飜数 | 出やすい理由 |
---|---|---|
七対子(チートイツ) | 2飜 | 牌の種類が少なく、対子が作りやすいため |
対々和(トイトイ) | 2飜 | ポンしやすく、刻子が作りやすいため |
混一色(ホンイツ) | 3飜 | 萬子が少ないため、特定の色に染めやすい |
三暗刻(サンアンコウ) | 2飜 | 暗刻を作りやすく、偶然完成することも多いため |
混老頭(ホンロウトウ) | 2飜 | 么九牌が多く、構成しやすいため |
大三元(ダイサンゲン) | 役満 | 三元牌の刻子が集まりやすいため |
特に、七対子(チートイツ)は初心者にも扱いやすく、待ちの形が読まれにくいというメリットがあります。
また、三人麻雀ではポンがしやすいため、対々和(トイトイ)や三暗刻(サンアンコウ)を狙うのも有効です。
2. 狙い目の役
三人麻雀では、以下の役を狙うことで、効率よく得点を伸ばすことができます。
- 混一色(ホンイツ)
- 萬子の2〜8がないため、筒子や索子に統一しやすい
- ポンを活用すればスピードも出せる
- 国士無双(コクシムソウ)
- 么九牌の割合が多いため、揃えやすい
- 他家に警戒されにくく、安定した待ちを作れる
- 四暗刻(スーアンコウ)
- 暗刻ができやすく、ツモアガリを狙いやすい
- 役満の中でも成立しやすい
- 清一色(チンイツ)
- 牌の種類が少ないため、染め手が作りやすい
- 高得点を狙えるため、逆転のチャンスが生まれる
麻雀のサンマ(三麻・さんま)で勝つためのコツ
三人麻雀が強い人の特徴
三人麻雀(サンマ)は、四人麻雀とは異なるスピード感や戦略性が求められるゲームです。
強いプレイヤーには共通する特徴があり、それらを意識することで勝率を上げることができます。
ここでは、三人麻雀で強い人に共通するポイントを解説します。
1. メンタルが強く冷静な判断ができる
三人麻雀は、高得点の手が出やすく、一局ごとの点数の変動が大きいのが特徴です。
そのため、一度の失敗で大きく点数を失うこともあります。
しかし、強いプレイヤーは冷静に状況を判断し、感情に流されずに最善の一打を選ぶことができます。
特に、リーチをかけるかどうかの判断や、攻めるべきか守るべきかの選択で感情的にならず、確率と戦略を冷静に考えられることが重要です。
2. 速攻を意識しながらも柔軟に手を作る
三人麻雀では、通常よりも手が早く進むため、スピード感が求められます。
強いプレイヤーは、役や打点を意識しつつも、相手に振り込まない範囲で素早くテンパイに持っていく能力に長けています。
また、状況に応じて手を切り替える柔軟性も大切です。
最初は清一色(チンイツ)を狙っていたが、途中で七対子(チートイツ)に切り替えるなど、選択肢を広く持てることが強さにつながります。
3. 相手の捨て牌や動きをよく観察する
三人麻雀は牌の種類が少ないため、相手の手を読む難易度が四人麻雀よりも低くなります。
そのため、強いプレイヤーは相手の捨て牌を観察し、どの役を狙っているのかを把握するのが得意です。
例えば、序盤から字牌を切っている相手はタンヤオ系の手かもしれません。
逆に、中盤になっても字牌を持っている場合は、混一色(ホンイツ)や国士無双(コクシムソウ)を狙っている可能性があります。
こうした読みの力があると、無駄な振り込みを避けられます。
4. 点数計算が素早くできる
三人麻雀では、ツモ損のあるルールや符計算なしのルールなど、さまざまな点数計算方法が存在します。
強いプレイヤーは、それぞれのルールに応じた点数計算を素早くできるため、最適なリーチ判断や押し引きの決断を下せます。
例えば、符計算なしのルールでは、役の飜数だけで点数が決まるため、2飜や3飜の手でもすぐに和了することが重要です。
このように、ルールごとの得点の動きを理解し、最も効率的な打ち方を選べることが強いプレイヤーの特徴です。
初心者向け!三人打ちで覚えるべきポイント
三人麻雀は四人麻雀と異なり、特有のルールや戦略が必要です。
初心者がスムーズにプレイできるように、まずは基本的なポイントを押さえておきましょう。
1. 役の違いを理解する
三人麻雀では、萬子の2~8が抜かれるため、「三色同順」などの役が成立しなくなります。
その代わり、「混一色」や「七対子」などが作りやすくなるため、これらを中心に手を作るのが基本です。
また、役満の出現率が高くなるため、「国士無双」や「四暗刻」を狙うチャンスも増えます。
まずは、三人麻雀で有効な役を覚えておきましょう。
2. 北の扱いを確認する
三人麻雀では、北が抜きドラになるルールが一般的です。
抜きドラは手牌の中で使うのではなく、抜くことで1翻が加算されます。
しかし、場によっては北を役牌として扱うルールや、抜きドラを採用しないルールもあります。
ゲーム開始前に、どのルールが適用されているかを確認しておくことが大切です。
3. 点数の動きを意識する
三人麻雀は高得点の手が出やすく、一局ごとに大きく点差が変わることがあります。
特に、ツモ損ルールがある場合、ツモ和了よりもロン和了の方が点数が高くなるため、リーチの判断も慎重に行う必要があります。
初心者のうちは、役や点数を確認しながら、どのように点数が動くのかを理解することが重要です。
コツを掴む!攻めと守りのバランス
三人麻雀はスピード勝負の要素が強いため、攻める場面と守る場面を見極めることが重要です。
攻めすぎると振り込むリスクが高くなり、守りに入りすぎると勝機を逃してしまうため、バランスを取ることが求められます。
1. 早い手を意識する
三人麻雀は、使用する牌の種類が少なく、手が進みやすいのが特徴です。
そのため、高得点の手を狙うよりも、スピードを重視して早くテンパイすることが重要になります。
例えば、「七対子」や「対々和」は、シンプルな形で手がまとまりやすく、初心者でも狙いやすい役です。
迷ったときは、これらの役を意識して進めると良いでしょう。
2. 危険牌を意識した守り方
三人麻雀では、ツモ牌が回ってくるスピードが速く、放銃(振り込み)のリスクが高まります。
相手がリーチをかけたときや、ドラを抱えているときは、安全牌を意識して捨てることが重要です。
また、三人麻雀では「北」が抜きドラになることが多いため、リーチをかけている相手が複数の北を抜いていた場合は、振り込む可能性が高くなります。
このような状況では、無理に攻めず、安全に回ることも選択肢の一つです。
3. 役の組み立て方を工夫する
三人麻雀では、通常よりも役満の出現率が高くなります。
そのため、普通の役を作るよりも、役満や高得点の役を狙う方が効率的な場面もあります。
例えば、字牌を多く持っている場合は「国士無双」、対子が多い場合は「七対子」など、状況に応じた手役選びが重要です。
三人麻雀では、攻めと守りのバランスを考えながら、臨機応変に対応することが勝率アップの鍵になります。
役の活用法!七対子や混一色を狙う戦略
三人麻雀(サンマ)では、牌の種類が少ないことから特定の役が作りやすくなります。
特に「七対子(チートイツ)」や「混一色(ホンイツ)」は、高得点を狙いつつも比較的成立しやすい役のため、有効に活用することが重要です。
ここでは、それぞれの役の特徴や、狙い方のコツについて解説します。
1. 七対子(チートイツ)の特徴と狙い方
七対子は、対子(同じ牌2枚のセット)を7組そろえることで成立する役です。
三人麻雀では牌の種類が少なく、四人麻雀よりも対子が作りやすいのが特徴です。
また、待ちが単騎待ち(1枚待ち)になるため、相手に読まれにくいメリットもあります。
七対子を狙う際のポイントは以下の通りです。
- 序盤で対子が多くできたら狙う
- 配牌(最初の手牌)や序盤のツモで対子が3組以上ある場合は、七対子に向かうのが有効です。
- 危険牌を持ちながら戦える
- 一般的な手役では、安全牌(他家が捨てた牌)をすぐに切ることが多いですが、七対子の場合は危険牌を持ったままテンパイできるため、防御力が高くなります。
- ドラや赤牌を活用する
- 七対子は2飜役ですが、ドラや赤牌を含めることで打点を上げられます。
- ドラが多い場合は、早めに七対子を狙い、先制リーチをかけるのが有効です。
2. 混一色(ホンイツ)の特徴と狙い方
混一色は、萬子・筒子・索子のいずれか1種類と字牌のみで手を構成する役です。
三人麻雀では萬子の2〜8がないため、自然と特定の色に偏ることが多く、四人麻雀よりもホンイツが作りやすくなっています。
混一色を狙う際のポイントは以下の通りです。
- 字牌を活用して進行を早める
- 三人麻雀では、字牌が場に出やすく、鳴きやすい環境になっています。
- 字牌をポンすることで早いテンパイが狙えます。
- 鳴きを活用する
- ホンイツは門前(鳴かずに手を作る)でも成立しますが、鳴くことでテンパイスピードが上がります。
- 鳴きすぎると手の形が狭くなるため、赤牌やドラがあるかを考えて進めましょう。
- リーチとの選択を意識する
- 鳴かずにテンパイすればリーチをかけることもできます。
- リーチをすれば裏ドラのチャンスもあるため、門前で手が作れそうなら鳴かずに進めるのも戦略の一つです。
七対子や混一色は、三人麻雀で特に有効な役です。
どちらも比較的高得点を狙いやすく、スピーディーな展開に適しています。
状況に応じて使い分けることで、より有利にゲームを進めることができるでしょう。
速攻重視!スピード感のある打ち方
三人麻雀は、四人麻雀に比べて手が進みやすく、ゲームの展開が速いのが特徴です。
そのため、高得点の手を狙うよりも、速攻で和了(アガリ)を目指すことが重要になります。
ここでは、スピード感のある打ち方のコツについて解説します。
1. 役を絞り、手をスムーズに進める
四人麻雀では、状況に応じてさまざまな役を狙うことができますが、三人麻雀では迷っている暇はありません。
狙う役を絞り、テンパイまでの最短ルートを考えることが大切です。
- 七対子(チートイツ)
- 序盤で対子が多ければ、余計な順子(シュンツ)を切り、早めに七対子を狙う。
- 対々和(トイトイ)
- ポンできる牌が多ければ、鳴きを活用してスピードを優先する。
- 混一色(ホンイツ)
- 配牌や序盤のツモで偏りがあれば、そのまま染め手にする。
2. 鳴きを活用して素早くテンパイする
三人麻雀では、鳴きを活用することでスピードを大幅に上げることができます。
特に、ポンや大明槓を積極的に活用することで、他家より先にテンパイできる可能性が高まります。
- 鳴きの目安
- テンパイまであと1〜2手なら鳴く(リャンメン形を崩さない範囲で)
- ドラが絡む場合は鳴きを控える(打点を上げるために門前を意識する)
3. 迷わず切る判断力を持つ
三人麻雀では、迷っている間に相手がテンパイすることも珍しくありません。
そのため、手牌の構成を早めに決め、迷わずに打牌することが重要です。
速攻を意識することで、三人麻雀のスピード感に適応し、勝率を高めることができます。
親番の重要性!連荘を狙う立ち回り
三人麻雀では、親番の影響が四人麻雀よりも大きくなります。
親番で和了を続けることで、得点を一気に稼ぐことができるため、連荘(レンチャン)を狙う立ち回りが重要になります。
1. 親番で積極的に攻める
親番では、ツモ和了時の点数が高くなるため、積極的に攻めるのが基本です。
特に、門前でリーチをかけられると、相手は安易に振り込めなくなるため、有利に進めることができます。
- 速攻リーチを狙う
- 形がまとまったら迷わずリーチし、相手の動きを封じる。
- テンパイ速度を優先する
- ポンを活用し、親番を継続するための和了を目指す。
2. 連荘を意識した押し引きの判断
親番を継続するためには、無理に高得点を狙わず、安い手でも確実に和了することが大切です。
また、親番を続けること自体がアドバンテージになるため、守りの意識も持つ必要があります。
- 相手のリーチには慎重になる
- 連荘を狙うあまり、無謀な振り込みをしないように注意する。
- 鳴きすぎに注意
- 鳴きすぎると手の自由度が下がるため、リスクも考慮して鳴きを判断する。
三人麻雀では、親番の価値が高いため、連荘を意識した戦略が勝利の鍵となります。
麻雀のサンマ(三麻・さんま)の基本と戦略まとめ
記事のポイントをまとめます。
- 三人麻雀は萬子の2~8を抜いた108枚の牌でプレイする
- 北は抜きドラとして扱われることが多く、戦略に影響を与える
- チーができないため、鳴きよりも手作りのスキルが重要
- ツモ損が発生することがあり、点数計算ルールが場によって異なる
- 符計算なしのルールが採用されることが多く、シンプルな得点計算になる
- 七対子や混一色が作りやすく、狙い目の役となる
- ゲームの進行が速く、スピード重視の打ち方が求められる
- 役満の出現率が高く、一撃で大きな点差をつけることが可能
- 親番の連荘が得点に大きく影響し、攻める意識が重要
- 鳴きを活用するとテンパイ速度が上がりやすい
- 相手の捨て牌をよく観察し、手役を読む力が求められる
- 速攻型の打ち方と高得点狙いのバランスが重要
- 役を絞り、効率よく手を進める判断力が必要
- ルールや点数計算は場によって異なるため、事前確認が必須
- 三人麻雀特有の戦略を理解すれば、四人麻雀とは違った楽しみ方ができる