麻雀を始めたばかりの方や、ゲームの進行ルールを詳しく知りたい方にとって、「麻雀の取り方は時計回りなのか?」という疑問はよくあるものです。
実際には、麻雀のツモ順は反時計回りですが、牌の取り方や進行において時計回りの要素もあります。この違いを理解することが、スムーズな対局につながります。
また、麻雀のサイコロについても、親の決定や牌山の取り方に影響する重要な要素です。サイコロの出目によってどこから牌を取るのかが決まり、ゲームごとに取り方が変わるため、正しいルールを知っておくことが大切です。
この記事では、「麻雀の取り方が時計回りになる場面」「麻雀のサイコロの覚え方」「麻雀ではどこから取るのが正解なのか」について詳しく解説します。
初心者の方でも理解しやすいよう、基本ルールから実践的なポイントまでわかりやすくまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。
【記事のポイント】
- 麻雀のツモ順は反時計回りだが、ツモる牌は時計回りに進む仕組み
- サイコロの出目による親の決め方や牌の取り方
- 牌山のどこから取るのが正しい?ルールに基づいた方法
- 捨牌や河の並べ方など、ゲームの進行に必要な基本ルール
麻雀の取り方は時計回り?

麻雀の取り方は時計回り?
牌の取り方とツモの流れ

牌の取り方とツモの流れ
麻雀では、正しい牌の取り方とツモの流れを理解することが重要です。ルールに従った進行をすることで、スムーズな対局が可能になります。
牌の取り方の基本
ゲーム開始時、各プレイヤーの前に「牌山(パイザン)」が作られます。ここから牌を取る手順は以下の通りです。
- 親(チーチャ)がサイコロを振る
- 出目の合計を数え、該当する位置から牌を取る
- 親から反時計回りに、各プレイヤーが4枚ずつ取る
- 3回繰り返して12枚ずつ取る
- 最後に親は2枚、子は1枚を取る
この手順により、親は14枚、子は13枚の手牌を持った状態でゲームが開始されます。
ツモの流れ
ゲームが始まると、親が手牌から不要な1枚を捨て、それを皮切りにツモ巡が進行します。
ツモの基本的な流れ
- ツモ(牌山から1枚引く)→手牌から1枚捨てる→次の人へ
このサイクルが繰り返され、誰かがアガるか山牌がなくなるまで続きます。
途中で「ポン」「チー」「カン」などが発生すると、ツモ順が一時的に変化することもありますが、基本の流れは維持されます。
ツモ順は反時計回り

ツモ順は反時計回り
麻雀では、プレイヤーのツモ順が反時計回りに進むルールになっています。これはゲーム全体の進行に関わる重要なポイントです。
なぜツモ順は反時計回りなのか?
ツモ順が反時計回りである理由には、以下のような背景があります。
- 座席の配置が影響している
麻雀では、プレイヤーは「東・南・西・北」の順番に座ります。この順番をもとに進行するため、ツモ順も反時計回りとなります。 - サイコロの出目を数える際も反時計回り
サイコロを振った際、出目の合計を反時計回りに数えるルールがあるため、それに従ってツモの順番も決められます。 - 伝統的なルールとして定着している
中国麻雀を含む多くの麻雀ルールでは、歴史的にツモ順が反時計回りであることが一般的です。
例外的にツモ順が変わるケース
ツモ順が一時的に変わる場合もあります。
- ポン・カンをしたとき
誰かが「ポン」や「カン」をすると、ツモ順がずれることがあります。特に「大明槓(ダイミンカン)」では、カンをした人が嶺上牌(リンシャンパイ)をツモるため、通常のツモ順が変化します。 - 流局した場合
ツモ順は基本的に維持されますが、次局の親が変わることで、ツモを開始する人も変わります。
このように、通常は反時計回りで進行しますが、特定の状況下ではツモ順に変化が生じることを覚えておきましょう。
捨牌と河の並べ方

捨牌と河の並べ方
捨牌(ステハイ)とは、プレイヤーが手牌から不要と判断して場に捨てる牌のことです。これを正しく並べることで、対局の進行がスムーズになります。
河(ホー・カワ)の役割
捨牌を置くスペースのことを「河(ホー・カワ)」と呼びます。各プレイヤーが自分の河に牌を並べることで、捨てた順番や種類が一目で分かるようになります。
河の役割は以下の通りです。
- 他のプレイヤーの副露(ポン・チー・カン)の判断材料となる
- リーチ後の安全牌や危険牌の判断に影響する
- 捨牌を整理し、ゲーム進行をスムーズにする
捨牌の正しい並べ方
捨牌を適切に並べることは、対局の基本マナーの一つです。
正しい並べ方
- 6枚ずつ横に並べ、7枚目以降は次の列へ
- リーチ後の捨牌は横向きに置く
- 捨てる位置を揃えて、バラバラにしない
特にリーチ後の捨牌を横向きにすることで、「リーチ後に捨てた牌」ということが一目で分かり、対局の進行がスムーズになります。
捨牌時の注意点
捨牌にはいくつかの注意点があります。
- 前の人が捨てる前にツモるのは違反
他のプレイヤーがまだ捨てていないのに、次の牌を引くとルール違反となるため、必ず順番を守りましょう。 - 捨てた牌は戻せない
牌を場に置いた時点で確定するため、一度捨てた牌を手元に戻すことはできません。慎重に判断することが重要です。
このように、捨牌はゲームの流れを大きく左右する要素の一つであり、正しく並べることが円滑な対局に繋がります。
ツモる牌は時計回りに進む理由

ツモる牌は時計回りに進む理由
麻雀では、プレイヤーのツモ順は反時計回りですが、ツモる牌そのものは時計回りに進んでいきます。このルールには、麻雀のゲーム進行を円滑にするための仕組みが関係しています。
牌山の積み方とツモる牌の進み方
ゲームが始まる前、各プレイヤーの前には「牌山(パイザン)」と呼ばれる牌の山が積まれます。この牌山は、各プレイヤーが交互に牌を積み上げ、合計136枚の牌を四方に並べることで形成されます。
牌山のツモる順番は、以下の流れで決まります。
- 親がサイコロを振り、取り始める位置を決定する
- 決定した場所から、親から反時計回りに配牌を行う
- 配牌後、親が不要な1枚を捨てた後、ツモ巡が始まる
- ツモる牌は、時計回りに進んでいく
このように、ツモる牌は時計回りの方向に進みながら、各プレイヤーが反時計回りにツモを行っていきます。
なぜツモる牌は時計回りなのか?
ツモる牌が時計回りに進む理由は、ゲームの公平性と牌山の管理をしやすくするためです。
- 牌の取り方に統一性を持たせるため
- ツモる牌がバラバラの方向に進むと、混乱が生じる可能性があります。
- すべてのプレイヤーが同じ方向から牌を取ることで、ルールがシンプルになります。
- 王牌(ワンパイ)を確保するため
- 王牌(ドラ表示牌やカンの際に使う牌)は、ツモ山の一部を分けて確保されます。
- 牌山が時計回りに進むことで、王牌の位置を正しく維持しながらゲームを進めることができます。
- 局の進行をスムーズにするため
- すべてのプレイヤーが順番にツモることで、ツモ切りや捨牌の流れがスムーズになります。
- 牌が一定方向に進むことで、山牌の管理がしやすくなり、対局がスピーディーに進行します。
例外としてツモる場所が変わる場合
通常、ツモる牌は時計回りに進みますが、特定の状況では例外が発生することがあります。
- 槓(カン)をしたとき
- 「槓」をすると嶺上牌(リンシャンパイ)と呼ばれる特別な牌をツモる必要があります。
- これにより、一時的に通常のツモ山から牌を取らず、王牌の一部を取ることになります。
このように、基本的にはツモる牌は時計回りに進みますが、ゲームの進行状況によっては例外的な動きが発生することもあるため、注意が必要です。
ポン・チー・カンの際の取り方

ポン・チー・カンの際の取り方
麻雀では、プレイヤーが他の人の捨て牌を利用できる「ポン」「チー」「カン」という動作があります。これらの動作を行うことで手牌を効率よく進めることができますが、牌の取り方にはルールがあるため、正しく理解することが重要です。
ポンの取り方
ポンとは、同じ種類の牌を3枚揃える「刻子(コーツ)」を作るために、他のプレイヤーが捨てた牌を利用する行為です。
ポンの基本ルール
- すべてのプレイヤーの捨て牌を対象にできる。
- 誰かが捨てた牌を取ると、自分の手牌から同じ牌を2枚公開する必要がある。
- 副露(フーロ)した牌は場に公開し、手の内では使用できなくなる。
ポンの際の取り方
- 他のプレイヤーが捨てた牌を確認する。
- 自分の手牌に同じ牌が2枚ある場合、「ポン!」と宣言する。
- 捨てられた牌を取り、自分の手牌の2枚と一緒に場に公開する。
- 副露後、通常通り1枚捨てて手番を終了する。
ポンをするとツモの順番が変わることはなく、そのまま次のプレイヤーへ進行します。
チーの取り方
チーは、順子(シュンツ)を作るために上家(自分の左隣)のプレイヤーが捨てた牌を取る行為です。
チーの基本ルール
- 上家(左隣)のプレイヤーの捨て牌のみ対象。
- 自分の手牌から2枚を公開し、順子を作る形で場に出す。
チーの際の取り方
- 上家が捨てた牌を確認する。
- 自分の手牌にその牌と組み合わせられる2枚がある場合、「チー!」と宣言する。
- 捨てられた牌を取り、順子を作るように手牌の2枚と一緒に場に公開する。
- その後、不要な1枚を捨てる。
ポンと異なり、チーは「上家の捨て牌のみを取ることができる」という制限があるため、注意が必要です。
カンの取り方
カンには3種類あり、それぞれ取り方が異なります。
カンの種類と取り方
種類 | 説明 | 取り方 |
---|---|---|
暗槓(アンカン) | 自分の手牌で同じ牌を4枚そろえた場合 | 手牌から4枚を公開し、嶺上牌をツモる |
大明槓(ダイミンカン) | 他のプレイヤーの捨てた牌を使い、4枚そろえた場合 | 捨て牌を取ってカンを宣言し、嶺上牌をツモる |
小明槓(ショウミンカン) | すでにポンしていた3枚に、自分で4枚目を引いた場合 | ポンの3枚に追加し、嶺上牌をツモる |
カンの際の手順
- 4枚同じ牌を持っていることを確認する。
- ルールに従って「カン!」と宣言する。
- 場に4枚を公開する。
- 嶺上牌(リンシャンパイ)を1枚ツモる。
- その後、通常通り不要な1枚を捨てる。
カンをするとドラ表示牌が増えるため、場の状況が大きく変わる可能性があります。そのため、カンをするタイミングは慎重に判断することが重要です。
このように、「ポン」「チー」「カン」は、手牌を効率よく進めるための有効な手段ですが、それぞれにルールや制約があるため、正しく理解して活用することが大切です。
麻雀の取り方が時計回りになる場面

麻雀の取り方が時計回りになる場面
サイコロの覚え方と使い方

サイコロの覚え方と使い方
麻雀においてサイコロは、親を決める場面や牌を取り始める位置を決定する際に使用されます。サイコロの出目によってゲームの進行が左右されるため、使い方を正しく理解しておくことが大切です。
サイコロの使い方
サイコロは通常2個使用し、以下のような場面で振られます。
- 親(起家)の決定
- 最初の座席が決まった後、仮東(カリトン)がサイコロを振ります。
- 出目の合計を反時計回りに数え、親(起家)を決定します。
- 牌山の取り始める位置の決定
- ゲーム開始時、親がサイコロを振ります。
- 出目の合計の数だけ、親の前の牌山から右側に数えて、取り始める位置を決定します。
サイコロの覚え方
サイコロの出目と対応する位置を覚えておくと、スムーズにゲームを進行できます。
よく使われる語呂合わせとして、以下のようなものがあります。
出目の合計 | 位置の決まり方 |
---|---|
5, 9 | 自分が親となる |
2, 6, 10 | 右隣のプレイヤーが親 |
3, 7, 11 | 対面のプレイヤーが親 |
4, 8, 12 | 左隣のプレイヤーが親 |
この語呂を覚えておけば、親決めの際に素早く判断できるようになります。
サイコロの出目で決まる取り方のルール

サイコロの出目で決まる取り方のルール
麻雀では、サイコロの出目によってさまざまな取り方が決まります。親決めの場面だけでなく、配牌の際の取り方や王牌の決定にも影響を与えるため、しっかりとルールを理解することが大切です。
牌山の取り始める位置の決定
ゲーム開始時、親がサイコロを2個振り、出目の合計を確認します。その数だけ、親の前の牌山から右側に数えて、取り始める位置が決定されます。
例えば、サイコロの出目が「8」だった場合、親の左隣のプレイヤーの牌山の右端から8列を残し、それより左の牌から取り始めます。このルールにより、各局ごとに異なる場所から牌が配られることになり、ゲームにランダム性が生まれます。
王牌(ワンパイ)の決定
サイコロの出目は、王牌(カンしたときの追加牌やドラ表示牌がある場所)の位置にも影響を与えます。取り始める位置を決めた後、そこから数えて7列分を王牌として確保します。王牌はゲーム中の特定のタイミングで使用されるため、通常のツモ山とは別に扱われます。
サイコロの出目による影響を整理
サイコロの使用場面 | ルール |
---|---|
親の決定 | 出目の合計を反時計回りに数えて親を決定 |
牌山の取り方 | 出目の合計の数だけ右側から数えて配牌を開始 |
王牌の確保 | 取り始めた位置から7列分を王牌として確保 |
サイコロの出目によって、局ごとに異なる展開が生まれるため、サイコロを振るタイミングごとのルールをしっかり覚えておくことが重要です。
牌山はどこから取るのが正解?

牌山はどこから取るのが正解?
麻雀のゲーム開始時、牌山からどこから取るのかが重要になります。これはサイコロの出目によって決まるため、適切なルールを理解しておくことでスムーズに進行できます。
牌山の基本構造
ゲーム開始前、各プレイヤーは自分の前に17列×2段の牌を積み上げます。これを牌山(パイザン)と呼び、合計136枚の牌が積まれます。
また、以下の2つのエリアに分かれています。
- ツモ山(通常のツモで使用される牌)
- 王牌(ワンパイ)(カンやドラ表示牌として使用される牌)
牌を取る順番の決定方法
牌山のどこから取るかは、サイコロの出目によって決まります。
手順
- 親がサイコロを2個振る
- 出目の合計を数え、親の前の牌山から右側に数える
- 出目の位置の牌山から出目の分だけ右側を残し、それより左側の牌から取る
例えば、出目が「6」の場合、親の右プレイヤーの牌山の右から6列を残して、それより左側の牌を取ることになります。
配牌の順番
配牌(ハイパイ)は、親から反時計回りの順に進行します。各プレイヤーが牌を取る順番は以下の通りです。
- 親が最初に4枚取る
- 次に反時計回りの順で各プレイヤーが4枚取る
- この作業を3回繰り返し、計12枚取る
- 最後に親は2枚、子は1枚取る
- 親が14枚、子が13枚の手牌を持つ状態になる
この手順を正しく行うことで、公平に配牌を進めることができます。
牌を取る際の注意点
牌山から牌を取る際には、いくつかの注意点があります。
- 間違った位置から取らない
サイコロの出目によって決まった正しい位置から取る必要があります。
これを間違えると、配牌に影響が出てしまいます。 - 王牌に手をつけない
王牌はゲームの進行中に特定の場面でしか使われません。
そのため、通常のツモで誤って取らないように注意しましょう。 - ツモる順番を守る
ツモは親の捨牌から始まり、反時計回りに進みます。
これを守らないと、ツモの流れが崩れてしまいます。
このように、牌山はサイコロの出目によって取り始める位置が決まります。ルールをしっかり把握し、正しい位置から牌を取ることで、スムーズなゲーム進行が可能になります。
王牌とドラ表示牌の取り方

王牌とドラ表示牌の取り方
麻雀では、ゲーム開始時に「王牌(ワンパイ)」と「ドラ表示牌」が設定されます。これらは通常のツモ山とは別に扱われ、カンやドラのルールと密接に関わっています。正しい取り方を理解することで、ゲームの進行がスムーズになります。
王牌(ワンパイ)とは?
王牌とは、ゲーム開始時に通常のツモ山とは別に確保される14枚の牌のことを指します。これらの牌は基本的にツモの対象とはならず、次の用途に使われます。
- ドラ表示牌の決定
- カンが発生した際の嶺上牌(リンシャンパイ)
- 裏ドラ・カンドラの表示
王牌の確保によって、ゲームが運の要素を持ちつつも戦略的に展開されるようになっています。
王牌の取り方
王牌はゲーム開始時にツモ山から取り除かれ、一定のルールに従って配置されます。
- サイコロを振って取り始める位置を決定する
- 牌山の右側から数えて7列(14枚)を王牌として確保
- 王牌の上段左から3番目の牌をめくり、ドラ表示牌を決定
- ドラ表示牌の次の牌が、その局のドラとなる
例えば、ドラ表示牌が「五萬」の場合、ドラはその次の牌である「六萬」になります。このルールはすべてのドラ表示牌に適用されるため、王牌の取り方を正しく理解することが重要です。
王牌の管理とルール
王牌には、以下のようなルールがあります。
- 通常のツモでは取らない
王牌はあくまでドラ表示やカンの際の嶺上牌として使われるため、通常のツモでは取ることはできません。 - カンが発生すると、新たなドラ表示牌が追加される
誰かがカンを宣言した場合、新たにドラ表示牌が公開されます。これは「カンドラ」と呼ばれ、局の展開に大きな影響を与えます。 - リーチ後の裏ドラ表示
リーチをかけたプレイヤーがアガった場合、裏ドラが公開されます。これにより、得点が大きく変動することがあります。
このように、王牌はゲームの流れに大きく関わる重要な要素です。特にドラの管理は得点計算にも影響するため、正しい取り方を覚えておくことが大切です。
嶺上牌の取り方とカンの関係

嶺上牌の取り方とカンの関係
嶺上牌(リンシャンパイ)とは、カンが発生した際に特別にツモる牌のことを指します。通常のツモ山とは異なり、王牌(ワンパイ)から取るため、ゲームの流れに大きく影響を与える要素となります。
嶺上牌とは?
嶺上牌は、通常のツモ山とは別に確保された王牌の一部です。カンが行われると、そのプレイヤーは嶺上牌をツモる権利を得ます。
嶺上牌は、次の2つの目的で使用されます。
- カン後のツモのため
- 嶺上開花(リンシャンカイホウ)の役の成立
嶺上開花は、カンをした直後にツモった嶺上牌でアガる特殊な役です。この役は通常のアガりよりも点数が高く、戦略的にカンを活用するプレイヤーにとって重要な要素となります。
カンの種類と嶺上牌の関係
カンには3種類あり、それぞれ嶺上牌の取り方が異なります。
カンの種類 | 説明 | 嶺上牌の取り方 |
---|---|---|
暗槓(アンカン) | 自分の手牌で4枚揃えた場合 | 王牌から1枚ツモる |
大明槓(ダイミンカン) | 他プレイヤーの捨て牌で4枚揃えた場合 | 王牌から1枚ツモる |
小明槓(ショウミンカン) | すでにポンしている牌に、自分で4枚目を加えた場合 | 王牌から1枚ツモる |
このように、どのカンでも嶺上牌をツモることになります。
嶺上牌の取り方
嶺上牌は、王牌の左側から順番に取ります。
- カンを宣言したプレイヤーが嶺上牌をツモる
- 通常のツモと同じように、不要牌を捨てる
- 新しいドラ表示牌が追加される(カンドラ)
カンをするとドラが増えるため、一気に局の流れが変わることもあります。
カンと嶺上牌を活用する戦略
カンをすることで、嶺上牌をツモるチャンスが生まれます。しかし、以下の点に注意が必要です。
- カンをするとツモ回数が増えるが、相手のドラも増やしてしまう
カンをするとカンドラが追加されるため、相手の手も強くなる可能性があります。 - 嶺上開花を狙うなら、テンパイ状態でカンをするのが有効
テンパイしている状態でカンをすると、嶺上牌でアガる可能性が高まり、嶺上開花の役を狙うことができます。 - リーチ後のカンは慎重に
リーチをかけた後にカンをすると、新しいドラが増えますが、自分の手が変えられなくなるためリスクが伴います。
このように、嶺上牌はカンと密接に関わっており、適切に活用することで有利な展開を作ることができます。ただし、リスクもあるため、状況を見極めた上でカンを行うことが重要です。
まとめ
記事のポイントをまとめます。
- 麻雀の牌の取り方は親がサイコロを振り、出目に応じて決まる
- ツモ順は反時計回りで進行し、捨て牌の順番も同様
- 牌山からツモる牌は時計回りに進んでいく
- 王牌はツモ山とは別に確保され、ドラ表示牌や嶺上牌に使われる
- 捨牌は6枚ごとに列を作り、リーチ後の牌は横向きに並べる
- ポンはどのプレイヤーの捨て牌でも可能で、刻子を作るために行う
- チーは上家の捨て牌のみを使い、順子を作る目的で行う
- カンには暗槓・大明槓・小明槓の3種類があり、それぞれの条件がある
- 嶺上牌はカンをした際に王牌からツモる特別な牌
- サイコロの出目によって親や牌山の取り始める位置が決まる
- 牌山は17列×2段で積み、サイコロの出目に応じて配牌を開始する
- ツモの流れは「ツモ→捨て牌→次の人へ」のサイクルで進行する
- カンをすると新たなドラ表示牌が増え、局の流れが大きく変わる
- 流局時には親の継続や供託点の処理が行われる
- ルールを理解し、正しい牌の取り方を守ることが円滑な対局につながる
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