麻雀は、中国発祥のゲームであり、世界中で楽しまれています。
その魅力のひとつは、中国語の数字や読み方が多く使われている点です。
日本の麻雀でも、数字や牌の読み方は中国語の発音に基づくものが多く、自然と中国語にも親しめるという側面があります。
この記事では、麻雀における中国語の数字の読み方や、牌の読み方一覧と覚え方について詳しく解説します。
初心者でも覚えやすいコツを紹介するので、麻雀を通して中国語にも触れてみましょう。
【麻雀】中国語での数字の読み方
麻雀は中国発祥のゲームであり、使われる数字や言葉には多くの中国語が含まれています。日本における麻雀でも、数字や牌の読み方は中国語の発音に由来している部分が多く、覚えることで中国語にも少し触れられるという興味深い側面があります。
ここでは、中国語に基づく麻雀の数字の読み方や、それぞれの発音について基本的な情報を詳しく解説していきます。
麻雀で使われる数字の読み方
麻雀でよく使われる1から9の数字は、中国語の読み方がそのまま用いられていることが多いです。
以下に基本的な読み方をまとめます。
- 1(イー)
- 2(リャン)
- 3(サン)
- 4(スー)
- 5(ウー)
- 6(ロー)
- 7(チー)
- 8(パー)
- 9(キュウ)
これらの読み方は、日本語と似ているようで異なる部分も多く、2(リャン)、5(ウー)、6(ロー)、7(チー)、8(パー)といった数字が特に中国語の発音に特徴がある部分です。
特に2(リャン)と6(ロー)は、日常的な日本語の数え方にはない発音ですので、注意が必要です。
数字の発音と麻雀牌の関連性
麻雀では、萬子(マンズ)、筒子(ピンズ)、索子(ソーズ)の3つのスーツに、それぞれ1~9までの牌が揃っています。
これらの牌の数字の読み方は、それぞれ「〇〇マン」「〇〇ピン」「〇〇ソー」という形で呼びます。
具体的な例を挙げると、以下のようになります。
- 一萬(イーマン)、二萬(リャンマン)…九萬(キュウマン)
- 一筒(イーピン)、二筒(リャンピン)…九筒(キュウピン)
- 一索(イーソー)、二索(リャンソー)…九索(キュウソー)
このように、日本の麻雀の牌の名前は、中国語の発音と似ている点が多いため、覚える際に自然と中国語の数字も一緒に学べるというメリットがあります。
一方、注意が必要なのは、日本語の発音が混ざっている牌も存在することです。たとえば、字牌である「東」「南」「西」「北」は、それぞれトン・ナン・シャー・ペーと呼ばれていますが、発音に日本独自の訛りがある場合もあるため、まったく同じ発音ではないケースもあります。
中国語の数字の覚え方と注意点
麻雀における数字の発音は、前述の通り中国語と似ている部分が多いため、麻雀を覚える過程で自然と中国語の数詞にも親しめる点が大きな利点です。
たとえば「一萬(イーマン)」「二萬(リャンマン)」などの発音は、中国語学習者が初歩的に学ぶ「一、二、三…」という数詞の発音そのままなので、麻雀の牌を通してこれらを覚えることで、数の基本を楽しく身につけられます。
ただし、中国語を勉強するにあたっては、麻雀の発音が必ずしも正確な中国語の発音を反映しているわけではない点に注意が必要です。
日本語と異なる中国語読みの特徴
前述の数字以外にも、中国麻雀と日本麻雀では発音の違いが出る役がいくつかあります。
たとえば、役名の「平和」は中国語で「ピンフ」(pínghé)と発音し、「九蓮宝燈」は中国語で「ジョーリエンバオダン」(jiǔliánbǎodēng)となるなど、中国語と日本語では微妙な違いがある役名も多いです。
こうした違いも理解しておくことで、より本格的な中国語の発音のイメージを持つことができ、麻雀の学びがさらに深まるでしょう。
【麻雀】数字の覚え方
麻雀において、数字の読み方は基本的に中国語の数え方に基づいています。特に初心者にとっては、数字の発音をスムーズに覚えることが麻雀のルールや役を理解するうえで大きな助けとなります。ここでは、麻雀の数字の覚え方について詳しく説明し、スムーズに覚えられるコツも紹介します。
数字の発音は中国語の基礎となる数詞から
中国麻雀の数字は1から9まであり、それぞれ中国語の発音に基づいています。中国語の基本的な数え方と同じ読み方のため、麻雀を通じて自然と中国語の数字を学ぶことができるのが特徴です。以下に、1から9までの数字の発音を示します。
- 1:イー (yī)
- 2:リャン (liǎng)
- 3:サン (sān)
- 4:スー (sì)
- 5:ウー (wǔ)
- 6:ロー (liù)
- 7:チー (qī)
- 8:パー (bā)
- 9:キュウ (jiǔ)
これらの発音は、特に2(リャン)や5(ウー)といった日本語にはない音が含まれるため、最初は少し慣れが必要です。ただし、「イー、リャン、サン、スー、ウー」と連続で発音して覚えると自然と身につきやすくなります。
「萬子」「筒子」「索子」と数字の組み合わせを覚えるコツ
中国麻雀の牌には、「萬子(マンズ)」「筒子(ピンズ)」「索子(ソーズ)」という3つの種類があります。それぞれの種類に1から9までの数字があり、「1萬(イーマン)」「2萬(リャンマン)」などのように、数字と牌の種類を組み合わせた読み方をします。
たとえば、萬子の場合は以下のように発音します。
- 1萬:イーマン
- 2萬:リャンマン
- 3萬:サンマン
- 4萬:スーマン
- 5萬:ウーマン
- 6萬:ローマン
- 7萬:チーマン
- 8萬:パーマン
- 9萬:キュウマン
筒子や索子も同様に、「イーピン」や「イーソー」のように、それぞれの種類ごとに同じ読み方を繰り返すことで覚えやすくなるでしょう。この繰り返しによって、3種類×9枚の合計27種類の牌を効率よく覚えることができます。
覚え方のコツ:反復練習と音読が効果的
数字の覚え方の基本は反復と音読です。中国麻雀の数字は日本語と異なる発音を多く含むため、何度も口に出して発音することがポイントになります。たとえば、「イーマン、リャンマン、サンマン…」というように、1から9まで続けて発音する練習を繰り返し行うことで、自然に定着させることができます。
また、友人や家族に協力してもらい、相手が牌を指し示したらその名前を即座に答える練習も効果的です。この方法により、目で見た牌の名前がすぐに口から出るようになり、実際のプレイでもスムーズに反応できるようになります。
注意点:中国語と日本語の発音の違いを意識する
中国麻雀の数字は基本的に中国語の発音を元にしていますが、日本語の麻雀では一部の発音が異なることもあります。特に「九萬(キュウマン)」や「九筒(キュウピン)」のように、9に関する読み方が異なる場合があるため注意が必要です。中国語では「9」は「ジョウ」や「ジュウ」といった発音になることが多く、日本での麻雀とは少し異なる場合があります。
こうした違いを理解しておくと、日本と中国の麻雀の違いを楽しみつつ、より深く中国麻雀について学ぶことができます。
自然な覚え方で楽しく身につけよう
中国麻雀の数字の覚え方は、最初は少し難しく感じるかもしれませんが、繰り返しの練習と発音の確認を行うことで、自然と身につけることができます。中国語の発音にも触れられるため、麻雀を楽しみながら中国語の基礎も学べる一石二鳥の方法です。
ぜひ音読を中心に、楽しみながら中国麻雀の数字を覚えていきましょう。
麻雀牌の読み方一覧
麻雀を始める際には、麻雀牌の読み方をしっかり覚えることが重要です。麻雀には全部で34種類の牌があり、それぞれの牌に独自の名前と読み方があります。この読み方を覚えることで、スムーズにゲームを進められ、また麻雀特有の用語にも自然と慣れることができます。ここでは、麻雀牌の読み方を一覧にして紹介し、覚えやすいコツについても解説します。
数牌の読み方一覧
麻雀牌は、「萬子(マンズ)」「筒子(ピンズ)」「索子(ソーズ)」の3種類の数牌と、「字牌」で構成されています。まずは数牌の読み方を見ていきましょう。
萬子(マンズ)の読み方
萬子は「1萬」から「9萬」までの数字が書かれた牌で、漢数字と「萬」の文字が組み合わさっています。読み方は中国語の発音が元になっており、以下のように読みます。
- 一萬(イーマン)
- 二萬(リャンマン)
- 三萬(サンマン)
- 四萬(スーマン)
- 五萬(ウーマン)
- 六萬(ローマン)
- 七萬(チーマン)
- 八萬(パーマン)
- 九萬(キュウマン)
特に「リャンマン」や「ウーマン」といった、普段の日本語にはあまり馴染みのない発音が含まれるのが特徴です。
筒子(ピンズ)の読み方
筒子は「1筒」から「9筒」までの牌で、丸い円が描かれているのが特徴です。これらも同じく1から9まであり、発音は以下の通りです。
- 一筒(イーピン)
- 二筒(リャンピン)
- 三筒(サンピン)
- 四筒(スーピン)
- 五筒(ウーピン)
- 六筒(ローピン)
- 七筒(チーピン)
- 八筒(パーピン)
- 九筒(キュウピン)
筒子は「ピン」という発音が特徴で、「リャンピン」「ローピン」など中国語の発音そのままの読み方が採用されています。
索子(ソーズ)の読み方
索子は竹のような模様が描かれた牌で、1から9までの数字が付いています。読み方は以下の通りです。
- 一索(イーソー)
- 二索(リャンソー)
- 三索(サンソー)
- 四索(スーソー)
- 五索(ウーソー)
- 六索(ローソー)
- 七索(チーソー)
- 八索(パーソー)
- 九索(キュウソー)
索子の中で特に特徴的なのが「一索(イーソー)」で、他の牌と異なり鳥のデザインが採用されています。
字牌の読み方一覧
字牌には、風牌(風を表す牌)と三元牌(役に使われる牌)の2種類があります。これらの字牌も麻雀には欠かせない要素で、それぞれの読み方を覚えることが必要です。
風牌の読み方
風牌は東・南・西・北を表す4枚の牌で、読み方は以下のようになります。
- 東(トン)
- 南(ナン)
- 西(シャー)
- 北(ペー)
風牌は日本語の読み方とほぼ同じですが、発音に微妙な違いがある点に注意が必要です。
三元牌の読み方
三元牌は、麻雀の役に関係する「白」「發」「中」の3種類の牌で、それぞれが独自の役を持っています。読み方は以下の通りです。
- 白(ハク)
- 發(ハツ)
- 中(チュン)
白は真っ白な牌で、特に初心者が覚えやすい特徴的なデザインです。
麻雀牌の覚え方のコツ
麻雀牌を覚えるには、反復練習と実際のプレイでの経験が効果的です。まず、一覧で紹介した読み方を声に出して繰り返し練習し、発音に慣れるようにしましょう。
覚えやすくするためのポイント
- 種類ごとにまとめて覚える:萬子、筒子、索子、風牌、三元牌の順で、グループごとに覚えると頭に入りやすくなります。
- 繰り返し音読する:麻雀牌の名前を実際に口に出して発音することで、より記憶に残りやすくなります。
- ゲーム中に使って覚える:実際のゲームで使うことで、自然と読み方に馴染むようになります。音読で基礎を覚えた後は、実践で学んでいくとよいでしょう。
覚えておくと便利なポイント
麻雀牌の読み方を覚えるときには、萬子・筒子・索子の数字や字牌の順序だけでなく、役の名前や場面での使い方にも慣れていくことが大切です。繰り返し練習と実際のプレイを通して、麻雀牌の読み方を無理なく覚えていきましょう。
まとめ
- 麻雀は中国発祥のゲームで、中国語の発音が多く含まれている
- 日本の麻雀でも数字や牌の読み方は中国語の発音に由来している
- 麻雀の数字の読み方は中国語の1~9の読み方に基づく
- 特に「リャン」「ウー」「ロー」など日本語にはない発音が特徴的
- 萬子、筒子、索子はそれぞれ「マン」「ピン」「ソー」と読む
- 日本の麻雀の牌は中国語と似ているが、独自の訛りもある
- 風牌の「東南西北」はトン、ナン、シャー、ペーと読む
- 三元牌には白(ハク)、發(ハツ)、中(チュン)が含まれる
- 覚えるには反復練習や音読、実際のゲームでの経験が効果的
- 日本と中国では一部の麻雀用語や役の発音が異なることがある
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